カテゴリー別アーカイブ: 研究情報

★指定難病登録に向けての情報

【2017年5月25日】

平成29年4月1日より施行された指定難病(新規・更新)項目に

「310番」先天異常症候群として

1q部分重複症候群が追加されました。

詳しい内容はこちらよりご確認ください。

 

厚生労働省

 

多くの皆さま方のご支援があってのことと思っています。

本当にありがとうございました。

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【2016年12月19日】

コメント欄に情報追加しました。

※2017年度から先天異常症候群や先天性肺静脈狭窄症など24疾病を指定難病に追加へ(第18回指定難病検討委員会にて)

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【2016年10月14日】

コメント欄に情報追加しました。

※1q部分重複症候群が指定難病に追加する方針に決定したとのことです!!

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【2016年10月10日】

コメント欄に情報追加しました。

※2016年9月30日 第17回厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会にて1q部分重複症候群の審議がされました。詳細は議事録が公表されて明らかになりますが、無事審議の場にあげていただいたことに感謝いたします。

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【2016年5月17日】

コメント欄に情報追加しました。

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【2016年3月29日】

コメント欄に情報追加しました。

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2015年7月1日より全306疾病が指定難病に認定されております。

国の難病に対する対策の進め方としては、1)調査研究の推進、2)医療施設の整備、3)医療費の自己負担の解消、の3つが挙げられています。

詳しくはこちら、

http://www.nanbyou.or.jp/

さらに、年度内に第3次指定難病の検討が行われるということです。
今回の難病対策におきまして、染色体異常症に分類される項目がかなりの数、認定されている状況です。
しかし、残念ながら「1q重複症候群」においては、その土俵にすら上がっていない状況でした。
(個人的な考えとして、「極端に数の少ない病気が難病指定されるのは非常に難しい。」とある議員さんに教わった為、家族会として具体的に難病指定への動きをかけていなかったからです)

そんな中、2015年8月31日、日本小児科学会殿及び、難病のこども支援全国ネットワーク殿の連名で厚生労働省と指定難病検討委員会宛てに小児系医師や学会(小児科学会や小児遺伝学会など20学会)、患者会(FLC殿など53団体)としてさらに認定が必要と考えられる104疾病を選定し、要望書を提出したとのことです。
その中に「1q重複症候群」の名前が入っていました!
まだ要望の段階で、当然ながら必ずしも採択されるわけではないのですが、予想外のことで本当にびっくりしています! ですが本当に嬉しい限りです。
恐らく、小児遺伝学会殿やFLC殿などの後押しがあったのではないか?と思っております。本当にありがとうございます。
これから厚生労働省で審議が始まるとのことで、その動向に注意していきます。
来年春に、これらの104疾病全部が無事に指定難病登録され、成人後の安定的な治療が実現することを心から願っております。

★論文掲載情報

2016年1月16日

American Journal of Medical Geneticsというアメリカの遺伝医学雑誌に渡辺聡先生(長崎大学 原研遺伝)が主となり作成された論文が掲載されました。

『Detailed Analysis of 26 cases of 1q Partial Duplication/Triplication Syndrome 』

1q部分重複症候群に特化した論文はこれまでほとんどありませんでしたので、佐賀から始まり多くの方たち<ご賛同いただけた市民の方々、企業・団体の方々、近藤達郎先生(みさかえの園)、佐賀県難病支援ネットワークさま、佐賀未来創造基金さま>のご支援・ご協力をいただき進めてこれたこの活動の成果が、世界に向けて専門医の方たちに発信されたことは、大きな意味があり、患者家族にとっては大きな希望となります。

世界の医療関係者、研究者、専門家の方たちなどの目にとまり、これまで無かった情報が継続的に蓄積されこの研究が続いていくことを心から願っております。

そして、この1q部分重複症候群の情報を本当に必要としている患者ご家族、その主治医の先生方などに確実に提供され、これまで何も情報が無く、どうしようもない不安と恐怖に押しつぶされそうになっていた暗闇に挿す一筋の光となることを信じています。

今回の1q部分重複症候群(トリソミー/テトラソミー)の研究協力をしていただいた先生方に感謝の気持ちを込めて、あらためてお名前をご紹介させていただきます。

家族会を代表いたしまして心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

1q部分重複症候群患者家族会

幸  篤志

 

≪論文作成にご協力いただいた先生方≫

渡辺聡先生(長崎大学)

清水健司先生(埼玉県立小児医療センター)

大橋博文先生(埼玉県立小児医療センター)

小崎里華先生(国立成育医療センター)

岡本伸彦先生(大阪府立母子保健総合医療センター)

下島圭子先生(東京女子医科大学)

山本俊至先生(東京女子医科大学)

知念安紹先生(琉球大学)

水野誠司先生(愛知県心身障害者コロニー)

道和百合先生(京都大学)

塩見夏子先生(淀川キリスト教病院)

東田好広先生(徳島大学)

田代克弥先生(佐賀大学)

七條光市先生(徳島赤十字病院)

湊崎和範先生(広島西医療センター)

麻生誠二郎先生(日本赤十字社医療センター)

皆川京子先生(兵庫医科大学)

平木洋子先生(広島市こども医療センター)

霜川修先生(長崎大学)

松本正先生(みさかえの園 むつみの家)

福田雅文先生(みさかえの園 むつみの家)

森内浩幸先生(長崎大学)

吉浦孝一郎先生(長崎大学)

近藤達郎先生(みさかえの園 むつみの家)

★第38回日本小児遺伝学会学術集会

1q重複症候群の研究(アレイ検査を担当)をしてくださった渡辺聡先生(長崎大学病院)がこの小児遺伝学会で今回の1qの研究報告をしてくださるとのことです。

7月26日(日)は非会員の一般参加もOKのようですので、研究発表を伺ってきます。

今回は家族会ブースなどは特に無さそうなので、時間があえば渡辺先生や近藤先生、ワーキンググループの先生方とお話ができればと思っています。

参加の目的は、1q部分重複症候群として初の全国調査の発表を聞き、新たな情報などを皆さまに展開するためです。(渡辺先生もキックオフのときよりさらに踏み込んだお話ができたらと仰っていただいています)

多くの先生方に「1q部分重複症候群」のことを知っていただくことが出来るのではないかと思っています。そして、それが次ぎに繋がっていくことを願っています。

【イベント名】第38回日本小児遺伝学会学術集会

【日時】7月25日~27日(26日のみ非会員参加可)

【場所】パシフィコ横浜会議センタ-

【発表タイトル】日本における 1q部分重複症候群26例の検討

 

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★8月24日現在の進捗状況

8月24日に埼玉県立小児医療センターで行われました「家族交流会」で近藤達郎先生より研究の進捗状況のご報告がありましたので、展開いたします。

確実に前に進んでおり、少しずつ臨床症状と重複部位の関係性がみえつつあります。

近藤先生を始めワーキンググループの先生方に感謝申し上げます。

 

140824埼玉交流会近藤先生資料①

★6月15日現在の進捗状況(近藤先生)

6月15日に佐賀県難病ネットワークの総会で近藤達郎先生が「1qトリソミーの調査研究」に関して途中報告をして頂けました。その時の発表資料を共有いたします。ひとつずつ確実に前に進んでいます!近藤先生のご尽力に本当に心から感謝するばかりです。

情報提供が遅れましてしまい、申し訳御座いませんでした。

 

140611-1qトリソミー難病総会資料(近藤先生)